沈香
沈香とは…
白檀とは異なり、沈香は熱を加え焚くことで放香する
沈香とはジンチョウゲ科の木の樹脂が固まったものです。甘さ、酸味、苦味の3つが合わさった香りが特徴的な香木で、熱することで香りを放ちます。
香調は甘味、辛味、苦味、酸味、鹹味などで表現され、産地や元木の種類によって香りが異なります。
沈香は、人工的に作り出すことができず長い年月をかけて自然の力で生まれ、数百本に一本とされています。
奇跡のような自然の力で生まれる沈香はその存在自体が神聖で神秘的なものです。
古くから織田信長など、名のある武将達がこぞって求めたように、人を魅了する力も持ち合わせています。
また、沈香は仏教において重要な物と考えられています。
仏教の開祖であるお釈迦様は沈香を好み、良く焚いておられたと言われています。
涅槃に入られた際、弟子たちはお釈迦様の好きだった沈香をお供えとして焚き、これが焼香の始まりだと言われています。
その為、日本では「お香」=「沈香」とも考えられてきました。
沈香は強い浄化効果力があり、古くから漢薬としても重宝されてきました。
沈香は、フィトンチッド成分を含み、精神安定や抗ストレスなどの効能が示されています。また、東南アジアでは沈香の葉に便通改善作用があるという伝承があり、健康茶として食されています。
スピリチュアルな意味での沈香は目標を達成したい時に、高い力を授けてくれます。
また沈香には「空気を綺麗にする」という浄化のパワーもありますので、気が散ってしまい悩んでしまう時やエネルギーの低下を感じられる時に用いてみると、周囲の空気がリフレッシュしますので、ぜひ一度お試しください。